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2010年6月19日

ぜんざい

全国統一在宅医療テスト、略してぜんざいテストがありました。
3月までの勤務先、松山市のたんぽぽクリニックで去年まで毎年行っていた院内の試験が、今年は全国の名だたる在宅専門クリニックに広がり、総勢140名あまりが全国で受験されたはずです。何を隠そう、昨年のこの試験は私は赤点スレスレでかろうじて追試を免れ、永井先生から「開業までに1年かけて知識をつけて下さい」と言って頂いていたのでした。いままで数々試験を受けてきましたが、あのときほど準備と成果が結びつかないつかみ所のない試験は初めてでした。

今年ももたろうも当然のごとくこの試験に参加しました。在宅医療を実践するにあたって必要な知識、特に複雑な介護保険や訪問看護などの制度を勉強することは本当に大事で、日々の仕事の中で必要性を感じます。おととい東の方へ訪問にいって 特別訪問看護指示を出すことにしたときもこの試験準備の勉強のおかげで在宅は初めてという当院スタッフ達にもイチから説明することなくすんなり話が通じました。
今年は全国統一試験ということで、問題も記述がなくなり国試形式で少しは簡単に…なるわけなくて、答の組み合わせの選択肢がすごく多かったので結局全部わかってないと正答にたどり着けない。問題もよく練られていて、あれだけのものを作るのは大変だったはず…と思いましたが、できたかどうかはまた別の話です。クリニックごとに成績優秀者に商品を出すというのが参加条件の1つでした。たんぽぽでは去年の一位の商品は2万円の焼肉券でしたが、まだ経営の成り立っていないももたろうではそんなに出せないので、1万円の商品券になる予定です。
「試験受けるとき受験料を払うのが普通なのに、この試験は、間外勤務扱いにしてるから、受験してお金もらえる試験なんて
そうそうあるもんじゃないよ~」と試験前に話したら、「お金なんていらないから試験がない方がいいです」と言われてしましました。(苦笑)
でもストレスで?胃が痛くなったり夜寝られなくなったりするほど気にして勉強してくれていたうちのスタッフ達、よく頑張ってくれたと思います。

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COMMENT: あにゃの   寒天続きで、食べ物話かと想像しましたが、まさか統一テストとはf^_^;テストって響きが嫌な気分になりそうですが、働く者にとっては、とっても有り難い内容ですね〜。在宅を苦手だと感じる理由の一つに、複雑に見える制度があるみたいです。(看護学生談。…実は私も。)でも、このような取り組みがあれば、いやがおうでも知識として覚えるだろうし、何よりすぐ実践に生かせる所が良いですよね〜♪何も、在宅医療を専門にしている医療従事者だけ受けるのでなく、病院勤務の医療従事者も受けると、連携がスムーズに行きそう…。…というのは、甘い考えでしょーか??(?_?)
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COMMENT: ももたろ   ほんとに、知識がすぐに実践に結びつく点ではこんなに有益な試験は他にあまりないだろうという気がします。「無知は罪である」たとえば、せっかく利用できる制度があるのに医療者がそれを知らないために患者さんに不利益が生じたら、それは不作為の罪ではないのか・・・・とたんぽぽの永井先生がよく言われていますが、自分たちがそうならないように、プロとして最低限の知識は持っておかねばならないと思います。 病院の医療従事者がこのような試験を受けると連携がうまくいくのは間違いないと思いますが、日進月歩の医学知識を詰め込むだけでも大変なので現実的には難しいかもしれませんね。全員は無理としても、おそらく病院での仕事の経験の中で知識を得ている医療連携室の方たちが制度を体系的に勉強するには、このような試験が非常によい機会になるのではないでしょうか。
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COMMENT: ☆tarako☆  ぜんざい…なるほど(^^;)試験、お疲れ様でしたm(_ _)m  私は今年の在宅試験は残念ながら勉強不足で悔しい思いをしました。が、先生はいかがでしたでしょうか。でも、ぜんざいは…やっぱり甘いほうがいいですねw
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COMMENT: ももたろ   来年は、やっぱりぜんざいは甘いですねーと言えるように頑張ります。
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COMMENT: たんぽぽ先生  ももたろう先生、ぜんざいは甘くはありませんよ。ももたろう往診クリニックは開業間がなく、余裕がないにもかかわらず試験では健闘していました。「医療従事者の無知は患者にとって罪」です。今日も大学病院の連携室から問い合わせがありました。大学の患者で心肺停止後の低酸素脳症の患者様で、植物状態となっている患者について、手足をぴくりとも動かさないので、肢体不自由の障害認定を行うために、大学の整形外科にコンサルトしたら「動かそうとする意志がなくて手足が動かない場合は、障害認定はできない。そんなことをしていたら、福祉制度は破綻する。」と整形外科の先生は障害認定をしてくれなかったそうです。連携室の看護師さんが嘆きながら電話をしてきました。もちろん、この場合でも障害認定はできます。そして、障害認定されれば医療費はかからなくなります。そして、きちんと平等な条件が定められた上で障害認定は行われているわけです。主治医の判断で障害認定が行われる訳ではありません。その基準を変えるならどうぞ政治家になって、制度自体を変えてほしいものです。患者さんが社会で認められている権利を剥奪する権利は主治医にはないはずです。いくら良い医療を行ったとしても、医療者の無知により患者が不利益を被ることになれば、それは患者にとって罪です。プロとして胸を張れるマネージメントができるように、しっかりとした知識を身につけてほしいと思っています。ただし、在宅医療の知識は残念ながら複雑です。1年ですべての知識を身につけるのはなかなか難しいので、継続して頑張って見てください。また来年を楽しみにしています。
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COMMENT: ももたろ   たんぽぽ先生、ありがとうございます。来年も一同頑張ります。それにしても、ほんとに介護保険の制度は複雑ですね。どうやら岡山市では、松山と違って身障者1・2級の認定を受けていても自己負担なしとはならないようです。エンシュアやラコールなども、少しでも食事が摂れていたら査定されてしまうということを最近知りました。保険審査の査定率も全国で上から数番目という厳しさだそうです。地域性とはいえ、住む地域によって受ける恩恵が違うというのはなんともおかしな気がします。