当院看護師のひとりが、チームももたろうに加わって一年経った頃の感想です。
今ではもうベテラン在宅ナースとして、日々患者さんのために頑張っています。

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ももたろう往診クリニックで働き一年が過ぎました。

数年前に祖父をがんで亡くしました。祖父は最期まで住み慣れた自宅で過ごしたいと言い続けていました。
入院しては症状が軽くなり、退院しはは悪化して入院という状態を繰り返しました。
自宅で過ごすためのいざという時に使えるような頓服の薬もなく、しんどくなれば家族は慌てて病院に連れて行き、また入院の繰り返しでした。
介護力もなく、自宅にはいさせてあげたいけど、どうにもできませんでした。
最期は、入院した病院んで深夜に亡くなりましたが、「呼吸をしていません」の連絡で、到着した時には祖父はなくなっていました。
家族が誰も傍にはおらず最後に一緒に居られなかったことを今でも母と悔やんでいます。

在宅医療の現場で働き一年がたった今、「ももたろう往診クリニックに早く出会っていれば…在宅医療の現場を知ることができた今なら、本当に自宅で最期まで祖父を診てあげることができた」と思えます。

訪問看護や訪問診療、助けてほしいときに来てもらえる心強さ。
たくさんの力に支えてもらえ、自宅で最期を迎えさせてあげられたのに…慣れ親しんだ自宅で、家族が最期まで寄り添ってあげたかった…と今でも思います。

ここで働くスタッフはみんな本当にスキルが高く、本当に素晴らしいです。
在宅医療の現場を教わり、ここで働させてもらえることを、本当に嬉しく思います。　（ゆ）