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2013年1月3日

今年の仕事始め?!

新年おめでとうございます。
ももたろうの仕事は、年末は30日に自宅でご家族に囲まれずっと過ごして最期を迎えられた患者さんのお宅へ伺ったのが最後でした。
31日は何もなく過ぎ、元旦は電話対応が数件と、インスリン自己注射の患者さんの御家族から、「血糖測定のチップがなくなった」という連絡を受けて
(そう・・・仕方なく・・・というか、 我々は 内心ヤレヤレモウチョットハヤクイッテクレタラ・・・と思うのですが・・・)
当番のNs. じゅんじゅんがニッコリ笑って患者さん宅までブツを届けてくれたのでした。
2日になり、御家族からの電話が・・・。
神経難病で寝たきりで気管切開のある女性患者さんの御主人から、濃尿と尿量減少の相談です。
状態からみて 臨時往診した方が良さそうだと思われる旨伝えると、遠慮がちに 「正月からすみませんが、お願いします・・・」と御主人。
神経因性膀胱のためいつも御主人が自己導尿してあげているのですが
一緒に訪問した今日の当番のNs.まきちゃんが導尿すると
やはり白濁した濃尿が・・・ 熱も38度あり、採血検査で後から結果がわかったところでも白血球13000と増えていましたが、結果を見るまでもなくあきらかに尿路感染でした。
これは今日来ておいて良かったねー と顔を見合わせたのでした。
抗生物質の注射と、水分摂取も減って脱水気味だったので点滴も行い、内服薬を処方してひとまず様子見です。

(点滴と採血の準備をするNs.まきちゃん。
休日や夜間は自宅から私服のままで訪問しますが
仕事内容にかわりはありません・・・)
今日3日になって
当番のNs.かをりんの電話による情報収集では、熱も下がって尿もきれいになって
いつも通りの量が出るようになったと聞きました。
よかった、よかった。
在宅医療の サポートがないと、こういうとき患者さんや家族は不安に駆られ思い悩み、どうしようもなくなってから救急車で病院に飛び込むことになる、というのはよくある話です。
日頃から訪問診療して病歴や最近の状態を知っているからこそ、こういうとき先手を打って対応できる”攻めの在宅医療”が可能になります。
我々で対応できることは対応して、少しでも救急隊や救急外来で働く方々の負担を軽減できればと
いつも思っています。