ももたろう往診クリニックでは、岡山大学医学部から実習生を受け入れています。
実習を終えた学生さんの感想をご紹介します。

岡山大学医学部５回生　【実習期間】２０２３年１月　１週間

まず何より１週間大変お世話になりました。通常の実習ではなかなか経験できない症例や、事例を肌で感じることができ、大変有意義で充実した１週間を過ごすことができました。これもひとえに私のことを気に掛けてくださった先生方、看護師さん、事務の方々のお陰だと考えております。重ねて御礼申し上げます。
今回ももたろう往診クリニックで実習させていただき、印象に残ったことが２点あります。
まず何より、患者さんの自宅に赴き診療し、処方し検査もするということです。往診クリニックだから当たり前に往診に行くのだと思っていましたがそれがまず何より新鮮で私自身印象に残りました。往診に行く道中に先生に「病院は治療治癒がみ目的であるが、在宅医療は何より患者さんの生活が一番にある」と伺いました。往診の見学で自分自身患者さんの家に上がらせていただく中でその方の生活であったり家族関係であったり多くのことを感じることができました。家の中に飾ってある何気ないし写真や賞状などその患者さんや家族の生きてきてその中で得たものを肌で感じることができました。普段病院で実習をしていると患者さんが治療ないし結果を聞きにこちら側（医療者側）のテリトリーに来るイメージですが、往診では完全に患者さんのテリトリーに入りそこで診察であったりお話をさせていただくというこの経験がなければ間違いなく経験できない事例を体験することができました。
もう一つ印象に残ったことといえば、患者さんの在宅医療を支えるために尽力されている方を間近でみることができた点です。在宅医療で医師はもちろんのこと、MSW、CM、訪問看護師、介護士、ヘルパーなど多くの人の協力があって在宅医療がなされて行っているのを肌で感じることができました。それぞれが各々の役割を全うすることによって患者さんが安心して家で暮らしていける姿を見ることができました。チーム医療とはよく耳にしますが、特にチームを感じることがこの１週間でできました。
最後になりますが１週間大変お世話になりました。この経験を活かしながらこれからの医師生活を送っていきたいと思います。ありがとうございました。