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2018年7月13日

大学病院で見てきた医療とは全然違う医療

ももたろう往診クリニックでは、岡山大学医学部から実習生を受け入れています。
実習を終えた学生さんの感想をご紹介します。

岡山大学医学部6回生 【実習期間】2018年7月 1週間

ももたろう往診クリニックで1週間、往診同行させていただきました。
その前の3週間は大学病院の緩和支持医療科の回診に同行していたのですが、大学病院で見てきた医療とは全然違う、医療を見ることができました。
大学病院では主に末期がんの患者さんに治療と並行して緩和ケアを行っていて、退院後について考える機会はあまりなかったのですが、往診では末期がんだけでなく、脳梗塞、認知症、老衰などの患者さんの退院後の様子を伺うことができました。実際、往診してみると患者さんと家族との関係性や生活背景がみえて、病室でみるのとはかなり違った印象を受けました。先生方は、そうした背景や患者さんとその家族の希望、他職種の方々との連携などを考慮した上で、患者さんのために何がしてあげられるか、何をしてあげるのがそのひとにとって一番いいのかを考え、先手を打つような治療をされていました。考えることがありすぎて、すごく難しいと思いました。
また、災害直後ということもあり、患者さんやそのご家族と、浸水被害にあった時に起こりうる事態と解決策について話すこともありました。もし浸水したらどうするか、といった話をすることもありました。
病気や災害は、他人事ではなくいつだれがどうなるかわからず、看取りは今後ますます高齢化していく社会で直面する機会が増え、それに伴って往診という医療形態の需要も増えていくと思います。
今回、貴院での実習を通して、最後について考えることは避けがちだけど、ちゃんと向き合はなくてはいけないと改めて思いました。

全身を診れるようになること、外科的処置ができるということを今後意識して勉強していきます。医療制度についても学ばなければいけないと思いました。
一たが、お世話になりありがとうございました。普段の病院実習では学べなかったことをたくさん学ぶことができ、貴重な経験をさせていただきました。クリニックのスタッフの方々には親切にしていただき本当に感謝しております。ありがとうございました。