今日は日曜でしたが、やはり平日休日問わず、調子悪くなる患者さんからの連絡はあります。
今日は 金曜に初診で伺ったばかりの患者さんから、早々に依頼があって往診してきました。
脳梗塞後遺症で麻痺があって、退院後に在宅療養となって、寝たきりで過ごされている方ですが「明け方から痰が喉でゴロゴロいって苦しくて、どうしたらいいでしょうか」ということで、やはり吸引が必要と判断し、吸引器レンタルの手配ができるまで、今日のところは
いつも診療時に持ち歩いている吸引器をとりあえず、で置いてきました。
どの介護者の方も最初は「吸引なんてしたことない・・・・できるかしらん」と言われるのですが、今日の介護者である奥さんもやはりそう言われてましたね。
週末当番で診療同行ののナースかおりんが吸引の仕方を指導して、一緒にやってみて、何とか要領を得た様子でした。
何でも全て してあげる・・・的な医療、家族は傍でついて見ているだけの病院医療の延長でなく、家族や介護者が 本来持っている介護力を引き出して、できることは自分達でやろう、という自主自立の精神で、やればできる!という自信を持って貰えるように「支える医療」を提供するのも、在宅医や訪問看護の役目だと思います。
そして、最初はおそるおそる、こわごわ始めた介護や処置をそのうち自信を持ってされるようになるのをみると 良かったなと思います。
今日は訪問して1,2時間経って また連絡があり痙攣がきているということで不安で心配で依頼がありました。
熱はないですか?と電話で尋ねたところ、測ってないけれどたぶんないと思います、とのこと。
痙攣の既往もあったので、結局 2度目の臨時往診となりました。
行ってみると痙攣ではなくて、39℃を越える発熱があってそのための悪寒戦慄だったようでした。
「初めての事ばかりで何もわからなくて・・・・ 何度もほんとにすみません・・・」と恐縮される奥さんに、
「いえいえ、最初はみんなそうなんですよ、そのうち慣れてくると熱が出ても適切に対応されるようになりますよ・・・」と
お話ししたのでした。
伺ったお宅は奉還町商店街の界隈。
診療Bagを持って歩くナースかおりんの向こうには済生会病院が見えます。
この続きは明日に。