ももたろう往診クリニックでは、岡山大学医学部から実習生を受け入れています。
実習を終えた学生さんの感想をご紹介します。
岡山大学医学部6回生 【実習期間】2017年7月 1週間
1週間の実習の中で最も印象深かったのは、小森院長をはじめとして先生や看護師さん、事務の方々の熱心な仕事ぶりでした。正直に申しますと、日本人の多くが病院または施設で亡くなっている現状から、在宅医療で診る患者さんの数はそれほど多くないだろうしそんなに忙しくないだろうと私は思っていました。しかし、実際には貴院だけで100人を超える患者さんを抱えていますし、毎日のように初診の往診や退院カンファレンスの出席があり、皆さんそれぞれ忙しく働かれていました。独居の方の薬の管理などは特に大変そうでした。岡山市は中核となるような大病院が多い反面、長期入院できずに退院または転院となる患者さんの数も多いようで、今後もそのような患者さんを診ていく上で在宅医療のニーズは高まりそうだと感じました。
これまで座学や病院実習をした中でいろいろな疾患とその検査や治療法を学んできましたが、どこか病気を治すことに頭がいっぱいになっていて、治療法がない患者さんに対してどのように向き合えばいいかわからないところがありました。確かに多くの病気を治せる先生は名医かもしれませんが、治せない患者さんがうまく病気と向き合えるように支えられることも名医の要素だとおもいました。病気ではなく患者さんにもっと目を向けようと思う良いきっかけにもなりました。
本当に1週間ありがとうございました。