ももたろう往診クリニックでは、岡山大学医学部から実習生を受け入れています。
実習を終えた学生さんの感想をご紹介します。

岡山大学医学部６回生　【実習期間】２０１５年７月　１週間

初めに感じたことは、受け持ち患者さんについて非常に細かく気にかけているのだなあということでした。毎日、朝のカンファレンスで始まり、前日夜から始業時間までに起きた出来事を全員で情報共有していました。また、訪問するペースも少なくとも月に２回であり、新しい患者さんや状態が気になる患者さんには頻度をもっと高くし、電話で状況を確認していました。実習を行う前までの私の在宅に対するイメージは、もっと受動的であり、困った時に患者さんの側から頼りにする先のように考えていたので、良いほうへ認識を改めさせられました。
　実際の訪問診療においては、今まで見てきた大学病院を退院するところから先を知ることができました。病院では患者さんは全員が個室という訳ではなく、またどこか緊張が解けないでいた様子を感じていました。しかし在宅では皆さんは驚くほどリラックスした状態で、自宅で過ごされていました。私の家族や私自身が医療を受ける場面になったときは在宅を選択したいと強く思いました。
　今回の訪問診療、また緩和ケアの実習は非常に印象に残りました。これからしばらくは大きな病院で医師として一人前になるべく頑張ろうと思いますが、いずれ何らかの形で、この分野に携わっていければ良いなと考えが浮かんでいます。
　一週間と短い間でしたが先生方、看護師の皆さま、事務の皆さまには大変お世話になりました。ありがとうございました。