ももたろう往診クリニックでは、岡山大学医学部から実習生を受け入れています。
実習を終えた学生さんの感想をご紹介します。

岡山大学医学部６回生　【実習期間】２０１８年４月　１週間

　一週間、ももたろう往診クリニックに於きまして、在宅診療を中心に実習させていただき様々な生活背景の患者さんがいることを目の当たりにしました。これまでの実習では、診断から治療が中心であり、疾患に対する治療が実臨床ではどのように行われているのかについて学ぶ実習でした。患者さんにとっては退院できたからといって、自宅での生活を送る中で不安なく過ごせるというわけではありません。地域や患者さんの生活を支える在宅医療は患者さんやご家族にとって心強い存在だと実感すると同時にその重要性を強く感じました。
実習期間中に一度、退院前カンファレンスに同行させていただきました。カンファレンスは、医師、看護師、患者さんのご家族だけではなく、ソーシャルワーカーやケアマネージャー、理学療法士と多職種から成っており、それぞれの専門的視点から話し合いが行われている点がとても印象的でした。患者さんの今後の生活が少しでも苦痛が緩和され快適なものとなるように、患者さん本人や家族の意向を聞き、多職種で連携していることを感じることができました。
　また、最善の医療サービスを提供するためには、介護保険制度や医療保険制度などに関する知識が必要だと強く感じました。大学では、制度に関することを学ぶ機会はなかなか無いため、実習を通して医療や介護に関わる制度に関して具体的に教えていただきとても勉強になりました。一週間という短い期間ではありましたが、大変勉強になる充実した実習となりました。小森先生をはじめスタッフの皆さまには大変お世話になり誠にありがとうございました。