ももたろう往診クリニックでは、岡山大学医学部から実習生を受け入れています。
実習を終えた学生さんの感想をご紹介します。
岡山大学医学部6回生 【実習期間】2017年6月 2週間
様々な患者さんの元へ行かせていただきました。それぞれの考え方やご家庭に常に寄り添い、日々の生活がよりよくなるよういかに継続的にサポートするかを考えるのは訪問診療では特に重心がかかるところですが、こういった視点を学べるのは大変貴重な機会でした。実際に自宅や施設に伺ってその中で診察することで、一人一人の患者さんがどのような容態でどのような状況にあるのか具体的に知ることができ、外来で定期的に診るだけではなかなか見えづらいご本人の悩みや生活上の問題点がよく見えました。
今後色々な病院で実習をさせていただき、色々な患者さんにお会いすると思いますが、病気と長年、ともすれば生涯付き合うことになる方もこの現代では多いのは明らかです。根治治療から離れ、自宅療養となってからもその方の人生は続いているということをしっかりと頭に入れ、どのような状態になっていくのかを想像して医療者側が行動を起こすことを忘れないよう、そして考えることを怠らないようにしたいと思います。
院長先生が「終末期の患者さんの診療では、次にその方に何が起こるのかを予測して、先手を打つ。ご家族にもそういったことを早めにお話しておくことで、心の準備をしていただくことが大事になる」と仰っていたのが印象的でした。医師として患者さんとそのご家庭を支え、務めを果たせるようこれからも学んでいきたいです。
二週間、どの職員の方々も大変親切にしていただき、ありがとうございました。
2017年6月10日