ももたろう往診クリニックでは、岡山大学医学部から実習生を受け入れています。
実習を終えた学生さんの感想をご紹介します。

岡山大学医学部６回生　【実習期間】２０１２年４月　２日間

今回初めて在宅医療の訪問診療に同行させていただきました。病院での実習だけだと、寝たきりの患者さんや夫婦そろって病気で日々の生活を送るのが難しい方などとお会いする機会があまりないため、今回の実習で病院外での患者さんの姿を見ることができ勉強になりました。
ご家族が高齢だったり遠方に住まれていたりなどで病院へ行くのが難しい状況での訪問診療は、もし自分が患者の立場になったらとてもありがたいことだと思います。病状が落ち着いていても定期的に医師にみてもらうのは安心できるし、とてもいいことだと思いました。自分の家で最後を迎えたいという方が思っていたより多いと感じ改めて自分は最後をどのように過ごしたいと考えることができました。病院で過ごすのか、自分の家で過ごすのか、施設ですごすのか、その時の病状によると思うのですがその時に自分がそうしたいと思う過ごし方ができれば満足して死を迎えられると思うし、そのためにはなるべくたくさんの選択肢が用意されている方がいいと思います。
これから高齢者が増えていく中で高齢者のための施設や在宅でのサポートはとても重要になっていくということが実感できました。
まだ将来自分がどのような医師になるか模索中ですが、まずはしっかりと病院で修業した後にその知識を生かして在宅医療をするのも選択肢として考えていきます。最後になりましたが、小森先生をはじめ看護師さんやスタッフの方々、短い間でしたがお世話になりました。ありがとうございました。