来る4月15日・16日(土・日)の週末に岡山で開催の予定の
日本在宅医学会 第2回地域フォーラム in 岡山
についてのお知らせ 第3報です。
プログラムの中から3つ選んで御紹介します。
1.1日めプログラムから
シンポジウム
「病院看護師が訪問看護ステーションへ出向?」
~在宅での気づきから相互理解・スムーズな連携へ~
岡山市内のある基幹病院から別事業所である訪問看護ステーションへ、昨年9月から中堅看護師2名が1年間の予定で出向して、訪問看護師としての経験を実際に積む中で在宅側の視点を学ぼうと頑張っています。
病院の管理者側の立場で何を考え期待して出向を計画したのか? 受け入れる訪問看護ステーションの立場での課題は? そして実際に出向し訪問看護師として働いてみてどうだったのか? 気づき、課題、展望・・・それぞれに語り討論するなかで、新たな視点が見えてきます。
・・・訪問看護に赴いた先で利用者や家族から「病院では何であんなことをするのか?」という問いを投げかけられ、患者がどれだけ病院・医療者の前で我慢をしているのかを知り感じることも大事な経験に・・・・・ (抄録より)
2.2日めプログラムから
講演
離島発! THE整形内科
~外来超音波診療からポケットエコーまで~
超音波診断装置の小型化・高性能化によって
在宅診療の場でエコーを用いることも多くなり、
第2の聴診器と称されることも多くなってきました。
隠岐諸島という離島の環境は、医療機器も専門医にも決して恵まれているとはいえない点で在宅医の置かれている環境そのものです。
NHKの「総合診療医ドクターG」にも登壇された白石先生からは、総合医として培ってこられた数々のエコー技術、「いますぐ使える!
とって隠岐(おき)の外来診療 ~小ワザ、離れワザ~」にも著されている内容を、 明日からの診療に生かせるかたちにかみ砕いて披露していただきます。
離島の診療から生まれた「整形内科」プライマリ・ケアでわかった地域のニーズ
3.1日め午後のプログラム、「プレゼン!在宅医療」 から
様々な分野の人物が限られた時間の中でプレゼンテーションを行う、「TEDトーク」をご存じの方も多いと思います。
今回はあのTEDの “Ideas Worth Spreading” のコンセプトとイメージのもと、在宅医療にかかわる様々な職種のプレゼンターを迎え、熱い想いを限られた10分間のプレゼンで語っていただきます。
在宅ケアの鍵は排泄ケアにあり~排泄ケアも地域で支える時代に~
おむつフィッターという資格があるのを御存知でしょうか?
家族が在宅でのケアの限界を感じる要因のひとつに「排泄の失敗」が挙げられます。どこに相談して良いかわからず自己流でケアされたり、看護・介護のプロでさえ実はあまり知らなかったり・・・ 不適切なケアを少しでも減らし、地域で排泄ケアを支えようと取り組んでいる、看護師・介護福祉士・オムツフィッターの資格をもつ演者の言葉を聴いてみませんか?
ケアマネさん、○○○○に□□を入れて下さい
調剤薬局勤務の薬剤師である演者からは、ケアマネジャーのちょっとした行動で情報共有が進み患者の服薬状況が改善する効果が得られる、というアイデアの発表です。それに要する費用はほぼ・・・ゼロ! やらない手はありません。皆様の地域でもぜひこのアイデアを広めて下さい。
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4月15日(土曜)・16日(日曜)
会場:岡山コンベンションセンター (JR岡山駅中央改札口から徒歩3分)
医師・看護師に限らず、在宅医療に関わる仕事をされている方、関心のある方誰でも参加登録できます。ぜひ皆様の参加をお待ちしています。
事前の参加登録がお得です!
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