ももたろう往診クリニックでは、岡山大学医学部から実習生を受け入れています。
実習を終えた学生さんの感想をご紹介します。

岡山大学医学部５回生　【実習期間】２０１８年２月　４日間

今回は４日間、在宅医療に同行させていただき、病院を退院した患者さんのその後を知ることができました。
実習をする前は、在宅医療は提供できる医療がとても限られているイメージでしたが、実際は病院と大差ない処置や管理を行なっていて大変驚きました。また患者さんの置かれている環境は様々で、その状況に応じて多くの医療者・スタッフが関与し在宅医療を作り上げていました。自身の病気といかにして上手く付き合っていくか、また介護をする身である家族の負担はどうなのか、あらゆる視点から十分に時間をかけて寄り添っている先生方、スタッフの皆さんの姿は、将来医療者になる身として学ぶことが多かったです。

また実習をしていく中で1度看取りに立ち会う機会があり、その時の様子はとても印象深いものでした。死を迎える瞬間というのはとても悲しいものを想像しがちですが、今回はご家族の満足感や達成感を感じられる温かいものでした。これは、患者さんやそのご家族の生活に密に関われる在宅医療だからこそ可能な最期の迎え方ではないかと思います。

今後高齢化が進み、自力で病院に通えない人や住み慣れた自宅で最期を迎えたい人は増加していくと予想されます。病院での医療と在宅医療は互いに連携し補い合うことで、患者さんに対する万全のサポートが完成すると思うので、在宅医療を学ぶ機会をいただけたことをとても嬉しく思います。４日間という短い時間ではありましたが、小森院長をはじめ多くの方々に大変お世話になりました。本当にありがとうございました。