日曜の今日は、当番電話(患者さんからの専用ホットライン)がよく鳴った日でしたが
そのなかの1件は、認知症のひどい患者さんの御家族からでした。
「近所で転倒して動けないで居るところを、近所の人が連れてきてくれたのですが、 足が痛くて動けないといいます。救急車で病院へ行った方がよいでしょうか?」
・・・いえいえ、まずは様子を見に行きます・・・
ということでとりあえず伺いました。
おそらく左側にむけて転んで尻もちをついたのでしょう、太ももの外側と坐骨部に痛みを言われていましたが(その訴えもすぐに忘れておられ多少困りましたが・・・)
心配したような大腿骨頚部骨折や腰椎圧迫骨折のような様子はなさそうだったので
緊急性はないと判断し、ひとまず鎮痛の処置だけで様子をみていただくことにしました。
やっぱりこういう場合、我々のような いつでもすぐに相談できるかかりつけ医がいないと心配ですぐに救急車で病院へ・・・ということになるんでしょうね。救急車の代わりに我々在宅医が走ることで、軽微な理由での救急搬送を減らして 救急医療の疲弊を防ぐことに
多少なりとも貢献しているという自負を、少しだけ実感した日曜日でした。
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COMMENT: パウルママ 今OHKを見てます。相変わらずお忙しそうですね。でもお元気そうで安心いたしました。母が旅立って今日でちょうど半年です。その節は大変お世話になりましてありがとうございました。不思議な事に悲しいという気持ちよりも悔いなく看取ったという感じが強くて寂しいのですがいつも側にいてくれると思っています。あれ以上長く続くと母も周りもしんどく辛かったと思うのですがちょうどいいタイミングで良かったんだと素直に思えます。父もおかげさまで弟家族に囲まれて母の代わりの犬と一緒に元気に過ごしております。高松で義母と叔母を同じように看取れるか周りが助けてくれるかわかりませんがその時はその時あの時を思い出してやってみるつもりです。小森先生も御身体にお気をつけて、どうぞ待ってる患者さんとご家族の方を支えてあげてくださいませ。
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COMMENT: 福池益美 おひさしぶりです!お元気そうで何よりです。同級生の福池益美です。新聞にテレビにとご活躍を拝見してメールせずにはいられませんでした!素晴らしいお仕事をされてるんだなと感動しました。ご健康で活躍されるのを陰ながら応援しています。
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COMMENT: ももたろ パウルママさん、福池さん、コメントありがとうございます。何とか頑張ってます。OHKの番組放送は、臨時往診先へ向かって30号線を南へ走る、車の中で見ていました。そういえば香川でもOHK見えるんでしたね。取材に来られた日は、緊張して?!思うことの半分も言えなかったと後悔の念しきりでしたが、番組ではプロの技でうまく編集されていました。
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COMMENT: 赤木芳文 無駄に救急車に負担をかけず、往診してあげることは尊いことだと思います。ももたろう先生はこれからの在宅医療のパイオニアとして、頑張ってください。スタツフの方を集めることが大変でしょうね。自分はともかく看護師さんなどの確保も大変です。
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COMMENT: ももたろ 赤木 様、仰るとおりで、スタッフの問題が鍵です。在宅医療は箱モノよりも人材が財産ですね。